婚活、結婚準備

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「スペック婚より導き婚⑤~容姿に惑わされた実例」

 今回は、女性の内面までも外面と調和させ、誤った認識のまま結婚突入したという事例のご紹介を。それは現在、自民党選出の参議院議員、石井 浩郎(いしい ひろお)氏の結婚。石井氏は、元プロ野球選手で、近鉄や巨人で主軸打者として活躍した有名選手。彼は、野球推薦でなく、一般入試で、早稲田に入学したほどの秀才。まさに文武両道。地元で票が集まるのも納得。そして、高学歴、高身長、高収入の「三高」でもありました。
 石井選手が、最初に結婚した相手は、シンガーソングライターの岡村孝子さん。石井選手はケガで入院中、「あなたの夢をあきらめないで」を聴き続け、それに励まされて、復帰を遂げたのです。その熱い思いを胸に、花を携えて、直接、岡村さんに会いにゆき、プロポーズ。当時はこの男気が賞賛されたものです。また、岡村さんも、その清楚で真面目で謙虚そうな容姿と楽曲が与えるパブリックイメージから、世間は、引退後には野球選手を支える献身的な妻になると予想していました。
 しかし、実際の岡村孝子さんは、容姿やパブリックイメージとは大きく異なっていたようです。芸能人、アーチストなのですから、それは、当たり前のことです。本人は悪くないでしょう。彼女は、後に、父親と共に事業に乗り出し、連帯保証人として15億円もの負債を背負います。石井選手は、結婚後になり、自分が相手を「理想化」していたとようやく気づきます。野球選手の妻として、「なにもできていない」との判断に至り、離婚。周囲には、「人魚だと思って釣りあげたら、ホオシロザメだった」と漏らしていたそうです。(ホオシロザメは映画ジョーズに登場するサメのこと)。まさに人魚は自分の誤認で、ホオシロザメは的外れな非難。
 これは、まさに植木理恵先生が紹介した学説の通り。「相手の内面」を「容姿や外的印象」と調和させ、誤って認識した失敗の典型。男性は清楚系美人には、勝手にその内面を外面と調和させて、理想化します。結婚前に、その誤認に気が付いて、立ち止まればいいのでしょうが、理想化したまま、結婚にまで突入してしまう男性も少なくないようです。
 尾崎亜美のオリジナルで、杏里のデビュー曲でもある「オリビアを聴きながら」という楽曲があります。その結論に相当する最後の歌詞はこんな言葉。
「疲れすぎたあなた私の幻を愛したの」
 入院中で心弱った石井選手には、岡村さんの歌はどんなに大きな励ましだったことか。しかし、彼が愛したのは、「岡村さんの幻」だったのでしょう。早稲田大学卒の高学歴者も、結婚についての判断力はなかったようです。優れた選球眼の持ち主も、女性を見る眼はなかったのでしょう。読者男性の多くは、石井氏をディスることはないでしょう。なぜなら、多くの男性にとって、この事例は、他人事ではないからです。
「スペック婚より導き婚」
 女性の容姿は、男性にとっての根源的なスペック。しかし、それが惑わしとなり、相手の本質を見失うことも。「恋は盲目」というように、理想化してぞっこんとなれば、本当の相手を認識しないまま、結婚に突入しかねません。
 結婚を願う男性の皆様、容姿が好みの女性とお付き合いの際は、冷静な理性をもって、本質を観察し吟味しましょう。そして、何よりのおすすめは、自己変革、ご自身の成長。つまり、容姿より、中身を優先して、相手を考えられる成熟したクリスチャン男性となること。
 「女性の人格と信仰最優先できる自分に成長すること」それは、結婚前の男性にとっては、容易ではないでしょう。しかし、それは、確実に、実りある結婚生活のスタートへとつながる道。一番のお勧めです。