次世代育成と世代間問題

「パウロ世代とテモテ世代の相互理解のために」

 今日は次世代に対しての働きかけを実践し、実を結んでいる教会で奉仕。午前は「テモテを活かしたパウロに倣って」と題してメッセージ。昼食後は、食事の席のまま、楽しく「パウロ世代とテモテ世代の相互理解のために」と題してのミニセミナー。
 これは、「今の若者たちの礼拝観、教会観を教えて欲しい」との要望に応答したもの。大切なのは、上の世代も自己客観して、次世代を理解すること。そこで、ボードを使い、バラエティー番組のトークショーのように、お話。ステレオタイプだし、私見に過ぎませんので、その点はご了承を。
 その時のレジュメを少し改良して、ご紹介。何かの役に立てば、感謝。これは、メニュー表のようなものなので、詳しく学びたい方は、奉仕のご依頼を。
 
「パウロ世代とテモテ世代の相互理解のために」
・ニックネームをつけるなら・・・
 パウロ:肉食系ど根性世代、
 テモテ:草食系ヘタレ世代
 
・メンタリティーの中心
 パウロ:「滅私奉公」
 (聖書的献身と取り違え、報いがあった高度経済成長期、
  滅私奉公サバイバーが現役信徒)
 テモテ:「つながり」
 (SNS、慢性的不景気、企業での滅私奉公の破たん)
 
・社会の宗教性 
 パウロ:「一定の宗教性」(葬儀は寺、檀家、氏子、家に仏壇、神棚)
 テモテ:「脱宗教的」(葬儀は業者、寺とのつながり、家庭の宗教文化はない) 
 
・メンタリティーを反映するアニメ
 パウロ:「巨人の星」(根性、努力、報酬、時に喜びと平安がない)
 テモテ:「ワンピース」(仲間、友情、冒険、夢、時に現実性がない)
 
・共感できるプレイズソング
 パウロ「今こそ、キリストの愛に応えて」
 テモテ「ありのままで生きていく」
 
・神観
 パウロ:君主(仕える対象、報いてくださる方)
 テモテ:友、リーダー(共におられる方、愛し導く方)
 
・福音理解
 パウロ:普遍的かつ客観的真理、究極の指針(近代理性主義)
 テモテ:自分にとっての主観的相対的真理(ポストモダン)
 
・礼拝観
 パウロ:君主の招きへの応答
 (聖なる義務感、日本的義理、時に律法的)
 テモテ:リーダー、友からの招待
 (参加不参加は自己決定、時に気まま)
 
・教会観
 パウロ:組織への帰属による自己同一性
     寺と檀家との関係性に延長にある教会観?
 テモテ:リーダー、仲間とのつながりによる自己同一性
     SNSに似た共同体としての教会観?
 
・教会生活
 パウロ:伝道活動、奉仕などパフォーマンス中心、
     教勢拡大指向。
     行事、活動による「ゴリゴリ伝道」
     時に、教会の伝道団体化
 テモテ:交わり、集会などコミュニケーション中心、交わり充実指向、
     交わりによる「まったり伝道」、時に、内部充足状態に
 
最後に三つのアピール
・異なる世代への違和感や嫌悪感は、「自分と違うから」か?「聖書と違うから」か?
・相手を評価する前に、自分自身がどの程度、聖書的か?の検討を。聖書以外の時代と社会の影響の自覚も大切。
(自分と違うが聖書的な場合、両者とも聖書でない場合も)
・異なる世代を愛し、理解に努め、活かしあい、一致を。