結婚生活、夫婦関係、離婚

「裸の心で裸の体で③~夫婦間の行き違いの典型」

〈夫婦の行き違いあるある〉
 「裸の心→裸の体」の妻、「裸の体→裸の心」の夫
この男女における性的感性の違いから起こる課題の実例を少しあげましょう。
 
 夫である読者は、こんな経験はないでしょうか?
妻と喧嘩した時、仲直りをしようと妻の体に軽く触れると、妻が怒り出す。
不機嫌な妻のご機嫌取りのために、マッサージをしようとすると強く拒否される
夫は理由が分からず、途方にくれたり、混乱したり。
 心が通じ合っていなければ夫からであっても、体を触られたくないという女性は少なくないようです。やはり、女性にとっては、心の交わりが体の交わりの前提なのでしょう。
〈ケンカしてるのに?!〉
 よくクリスチャンの妻たちがショックを受けるのは、夫婦喧嘩をしているのに、性関係を求めてくる夫です。また、喧嘩中でなくても、育児の大変さを訴えても、受け止めてくれない夫に、体だけ求められるというのは、あまりに辛いとの話もお聞きします。
 女性においては心の交わりが体の交わりの前提ですから、仲直りや和解をしていないに性関係を求められるのは、「心のない性行為の強制」を意味します。これは、性的満足の道具扱いのように受け取られかねず、人格否定的メッセージとなり妻を深く傷つけかねません。
 この事例は、妻にとっては、とても、深刻なのですが、実は男女の性的感性の行き違いの典型事例。「もう、ありえない」と思えるこうした事例は、実は「夫婦の性生活、あるある」なのです。
〈その原因を解明〉
 というのは、男性にとっては、スキンシップが仲直りの手段。男性の性は「裸の体の交わり→裸の心の交わり」が方向性。体を一つにすることによって、心も一つにして仲直りしようとするわけです。あるいは、ケンカしているけど、本当は愛している大切な人だというメッセージを込めての性的要求なのです。決して、妻を道具扱いしてるわけではありません。
 逆に夫の側は、こうした要求がどんなにか妻を深く傷けるかを理解すべきでしょう。人格否定に受け止められることと知ってください。こじらせると、妻にとっては、夫婦間の性的DVとなり、結婚破綻に至りかねません。
〈大切なのは夫婦のコミュニケーション〉
 性的不一致が主な離婚原因になること珍しくありません。しかし、多く場合、夫婦の言葉によるコミュニケーションに本当の原因であると私は予想します。そもそも裸の心で交わることのできない夫婦であることが、性的不一致の原因だと思うのです。上に記したような男女の違いも、正直な言葉による夫婦間のコミュニケーションがあれば、わかるようになるのです。
 一旦生じた性的不一致を改善するためには、言葉による夫婦のコミュニケーションが大切なのですが、そこを改善しないから、性的不一致も克服に向かわないわけです。向き合えない夫婦は性的不一致を解消できないのです。そうなれば、結婚自体も破綻に向かいかねません。
 こうした男女での性的感性に違いを知るだけで、課題が解決するクリスチャンも少なくないだろうと感じています。こうした性的違いを理解するためにも、恥ずかしがらず性について話し合える親密な夫婦関係が大切。相手を傷つけたり、責めたりせずに、要望や不満も伝え合えるコミュニケーションスキルも大事。
〈夫のための金言〉
最後に記すのが恥ずかしいのですが、夫への金言を紹介。
「妻との会話は最高の前戯である」
これは、夫が心得るべき金言としてよく見聞きする言葉
そして、聖書的な真理に通ずる言葉だと思います。
なぜなら、裸の体の交わりは、裸の心の交わりですから。