牧師、牧師夫人、牧師交代

牧師、牧師夫人、牧師交代

「兼業牧師について考える②~今後、専業牧師はステータスに?」

〈今後の展望〉
 昨日からの続きです。あれから30年。今や現時点で夫婦両方が専業という牧師夫妻は少数派でしょう。夫婦両方が教職で別教会を牧会し収入を得ているケースも増えていますが、それは「夫婦とも専業」には含まれないものとして考えています。
 今後、牧師夫妻が専業で一つの教会に仕えることは、一つのステータスになるのかもしれません。10年以内に、「一部の恵まれた先生方」となりそうです。夫婦そろって牧会に専念できることは、よいことでしょうが、それが、ステータスにはなって欲しくないと思っています。なぜなら、それは、規模の大きな教会で仕えている牧師ほど優れているというのと同じ価値観だからです。
 ですから、兼業牧師の皆様!胸を張って、歩みましょう。経済的理由によって、強いられた兼業であっても、恥じることはありません!パウロもそうだったのですから、それ自体を恥じるのは聖書的ではないでしょう。むしろ、パウロと同じ歩みをすることを誇り、そこにパウロと同じ恵みを見出してくださればと願います。
〈パウロからの応援歌?〉
 そこで、最後に全国の兼業牧師の皆様に向けての応援歌です。あのパウロが、植木等の「黙って俺についてこい」の替え歌をもって、応援してくれているという不敬虔な妄想です。
♪専業でないやつぁ
俺んとこへ来い
俺もしてないから、
心配すんな
見ろよ、野の花と空の鳥
恵みで何とかなるだろう~♪
 「お気楽すぎ!」「まとめかが軽薄すぎ!」とのお叱りはごもっとも。でも、恥の感情や劣等感、屈辱感を抱かないで欲しいのです。レジェンド兼業牧師パウロの応援を受けて、胸を張って、歩んでいただいたいのです。