高齢者のために

「秋元康に学ぶ高齢者の心得」

先日、秋元康がテレビ番組で林修先生と対談
彼は、64歳、しかし、創造性に満ちている
秋元は言う。「経験則が邪魔になる」と
「だから、必ず若い人の意見を聞く」と
若いスタッフの異なる意見に耳を傾けるのだ
秋元は言う「違う意見は、宝物だ」と
あの創造性を生み出している要因の一つは
若い世代からの異なる意見を聞く姿勢
異なる意見は経験則の壁を破る宝物
経験則の壁の向こうに可能性と未来がある
「経験則が新たな神の恵みの邪魔となる」
秋元康がキリスト者ならそう言うだろう
一方で、老いる程に経験則にしがみつき、
自らを保とうとするキリスト者も
「経験不足」「青い」「わかっていない」
そんな言葉で、自己防衛やマウント取り
秋元康が宝物と呼ぶものを捨てる
これは、まさに、宝の持ち腐れ
時代が変わり、通用しなくなる自分
年老いて、創造性を失いゆく自分
その自分を認めず、自分に向き合わず
若い世代の異論を聴かぬように
経験則の壁の内側に留まり、衰えゆき、
未来と結実を失うのが高齢者の肉性
クリスチャンも例外ではない
そして、牧師も例外ではない
いや、むしろ、職業上の特性から
牧師こそが、そのリスクが高い
経験則にしがみつき、自らだけでなく
託された群れの結実を妨げてはならない
そういう高齢者に私はなりたくない
秋元康のような高齢者に私はなりたい