信仰継承、宗教二世問題
信仰継承、宗教二世問題
- 「子どもを愛し忍耐し育てる教会へと導いた牧師の言葉」
- 「子どもの身にもなってみよう~騒ぐ子どもを注意する前に」
- 「妄想福音書と妄想パウロ書簡 ~子どもを叱らず、祝福の邪魔をせず、イエスを憤らせず、子どもに倣う」
- 「子は、礼拝する親の背中を見て育つ」
- 「信仰継承、何ではなくて、何なのか?」
- 「信仰継承の再検討①~親からの相続か?本人の出会いか?」
- 「信仰継承の再検討② ~自らを経由せず、邪魔せず、モデルに」
- 「信仰継承の再検討③~焦り、怖れ、義務感?動機の自問」
- 「信仰継承の再検討④ ~親のお手柄?子どものお手柄?」
- 「無関心なのに、囲い込み?~凧上げと伝書鳩のたとえ」
- 「『無関心なのに囲い込みはする』からの悔い改め」
- 「発明としての新語『宗教2世』①」
- 「発明としての新語『宗教2世』②」
- 「発明としての新語『宗教2世』③」
- 「発明としての新語『宗教2世』④」
- 「信仰継承に活かす『宗教2世問題』①~過去に目を閉ざさず」
- 「信仰継承に活かす『宗教2世問題』②~人権尊重と信仰継承」
- 「信仰継承に活かす『宗教2世問題』③~ありがちな二極化」
- 「信仰継承に活かす『宗教2世問題』④~愛と自由と責任」
- 「信仰継承に活かす『宗教2世問題』⑤~正解の押し付けでなく」」
「信仰継承の再検討①~親からの相続か?本人の出会いか?」
今、説教準備のために
マタイ19章後半を読んでいる
それは、前半部と関連している
御国のふさわしさを記しているから
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祈ってもらおうと大人たちが
子どもをイエス様へとお連れする
それを叱り、邪魔する弟子たちを
邪魔をせぬようイエス様は叱る
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そして、イエス様は語る
親に連れて来られるしかない
力のない子どもたちこそが
天の御国にふさわしいのだと
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信仰継承とはいったい何だろう
子どもをイエス様へとお連れすること
自力では出会えない無力な子どもを
親がイエス様のもとにお連れすること
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一方、親が自分の信仰を手渡すこと
親から子への信仰のバトンタッチ
親が子をクリスチャンにすること
それが、信仰継承だろうか?
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イエス様のもとに連れられた子どもが
イエス様に人格的に出会うこと
愛と恵みに応答していくこと
それを助けるのが信仰継承なのでは
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信仰とは子に相続できないものかも
親から相続されるのでなく出会うもの
信仰はその子が神様からいただくもの
そんな再検討が必要かと思っている