タブー視せず向き合う課題

タブー視せず向き合う課題

「来る来る詐欺に気いつけなはれや、閉店セールは嘘でっせ」

 今日は先の投稿のテーマを福音書風に記します。
1.大阪のおっちゃんが「オレオレ詐欺には気いつけなはれや」と言うのをあなたがは聞いています。しかし、私は言います。「来る来る詐欺には気をつけなさい」と。
 
2.この時代は何にたとえたらよいでしょうか。来るかどうか不明なのに「来る来る」と訴える「来る来る詐欺」のようです。
 
3.「トランプ敗北で、世界政府実現に向かい、患難時代は目前、その前に起こるのは、携挙」と聞き「もうすぐキリストが来る」と断言する人たちが現れるでしょう。
 
4.そして、「レフトビハインド状態」を想起させ、切迫感の中で、人々を熱狂的な伝道、奉仕、献身、献金へと駆り立てるかもしれません。
 
5.しかし、あなたがたは、この「来る来る詐欺」に惑わされてはなりません。人の子がいつ来るかは、大統領選の結果とは関係ないからです。
 
6.大阪のおっちゃんが「閉店セールはお得でっせ」と言うのをあなたがは聞いています。しかし、私は言います。「閉店セールは偽りです」と。
 
7.この時代は何にたとえたらよいでしょうか。「もうあかん」と閉店を宣言しながら、いつまでも閉店しない「閉店セール」のようです。社会情勢から聖書の終末を読み解き、「もうあかん、イエス様来はるさかいに、今の世界は閉店ガラガラや」と判断して「閉店セール」が開始します。福音の大安売りとなり、混乱や分裂が起こるかもしれません。
 
8.しかし、目を覚ましていなさい。歴史上、すべての「閉店セール」は、閉店せず、営業継続となったからです。過去に学ばぬ人々は、世界的な社会不安が訪れる度に、同じ過ちを繰り返します。あなたがたは、過去の歴史と失敗事例に学びなさい。過去に学ばない人たちに惑わされてはなりません。
 
9.そもそも、2000年前に人の子が来た時から、教会は「終末に生きる神の民」です。「終末」とはいつか訪れる「未来」ではなく、あなたがたが歩んでいる「今」なのです。未来に関する教理だけでなく、あなたがたの今の歩みにかかわる現実でもあるのです。
 
10.ですから、落ち着いて生活し、敬虔な歩みを通して、福音を証ししなさい。あたかも、この世がすべてであるかのように歩むことなく、私との再会を覚え、上のものを求めながら、地上の生活を送りなさい。天に目を向け、地に足をつけて歩みなさい。
 
11.まことにまことにあなた方に告げます。いつも待ち望んでいなさい。人の子は、再び来ます。大統領選に関係なく。