タブー視せず向き合う課題

タブー視せず向き合う課題

「一事から考える万事①~今回の件を機に考えたいこと」

 
 昨日のA牧師の悔い改め表明報道に関連して、新シリーズのスタート。「一事が万事」と言います。今回の件はこれまでも福音派や聖霊派に潜在的にあった課題が、顕著に表面化した現象だと私は理解しています。
 本シリーズの目的は、今回のことを直接的に論じることではありません。むしろ、今回のことを「万事の中の一事」としてとらえて、いくつかの課題を論じることが、シリーズの目的です。
 それらは、キリスト教会にありながら、潜在化していていたもの。しかし、神の働きを妨げ、教会を本来の歩みから逸脱させ、純粋な信徒たちを苦しめてきたこと。そして、それは著名牧師や有力牧師において、顕著に現れてきたもの。
 ですから、今回のことを機に、そうした課題が認知されること、それによって、牧師などの信仰リーダーが健全に歩むこと、また、課題がある場合に、適切な判断と対処ができるようになることを願って、記してゆきます。
 今のところ、以下の7項目について記す予定です。
①「自称神学博士について」
②「教職者の自己顕示欲」
③「利用させてしまう大御所たち」
④「大御所にモノ言えぬ体質」
⑤「老害指摘タブーと結果的放置」
⑥「愛の訓告者の不在」
⑦「表面的かつ感情的な反応」
 本日から年末まで、全部で8回となりそうですが、お付き合いをいただければ、感謝です。