水谷潔の新しき地に踏み出だす

２．私はあなたがたが、日本の地にあって、試練の中、信仰を守り通し、主の証に励んでいることを、父なる神に感謝しています。

３．あたながたは、様々な視点から、知恵を尽くして、困難な判断をしています。そして、多様な判断材料をもって、賢く歩んでいることを私は知っています。

４．さて、私は、さらにまさる道を示しましょう。たとい、私が感染を恐れず、通常通りの礼拝をささげたとしても、愛がないなら、神にささげる賛美と祈りの声も、やかましい騒音やうるさい雑音と同じです。

５．また、私が、聖書に通じ、信仰的判断として、通常の礼拝をせず、ネット配信に切り替える決断をしたとしても、愛がないなら、何の値打ちもありません。

６．また、たとい、献金不足となった教会のために、全財産をささげたとしても、感染に苦しむ人のために、全身全霊を与えたとしても、愛がないなら、何の役にも立ちません。

７．愛は神の民が一つとなり礼拝をささげることを願います。
同時に、愛は、神の民が散らされた状態で礼拝をささげる決断もします。

８．愛は意見や判断の異なる人に寛容です。愛は、礼拝についての判断が異なっても、怒って言い争わず、きよい手を上げて祈ります。

９．愛は、集会やイベントがなくなり、楽ちん、ラッキーとは思わず、その分の時間を祈るために、神と隣人に愛し仕えるために費やします。

１０．愛は、手洗いをし、消毒をします。有効と判断すればマスクを着用します。不要不急の外出を控え、トイレットレットペーパーを爆買いしません。

１１．愛は、ライブハウスへの出入りをしません。休校をいいことにカラオケ店にも、ゲーセンにも行きません。

１２．愛は、世界中での感染収束を願い祈り、中国、韓国、イランのためにも神にとりなします。

１３．最後に言います。試練の時こそ、いっさいのことを、愛をもって行いなさい。神の愛に応答し、愛をもって神の民として礼拝をささげなさい。困難な判断と実行こそ、愛を動機として行いなさい。

１４．かつて、ペスト呼ばわりされた私にまさる福音の感染力が、感染症と闘う日本の教会の上にあるように。アーメン。